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ファクタリング手数料の相場は?11社の公表値と計算方法

ファクタリング手数料の相場は?11社の公表値と計算方法

「ファクタリングの手数料って、普通はどのくらい?」。ファクタリング 手数料 相場や手数料 計算で調べると、「2社間は◯〜◯%」といった数字がたくさん出てきます。ところが、その数字の出どころをたどれる記事はほとんどありません。

この記事では、掲載11社が自社で公表している料率表・平均値・利用事例だけを並べました。相場を1つの数字で言い切るのではなく、「どの条件でその料率になるのか」が分かるように整理しています。

■ この記事の結論
  • ▸ファクタリング手数料の公的な統計はない。「相場」は各社の公表値を並べて自分で読むしかない
  • ▸同じ会社の中でも2社間か3社間か・金額・支払サイト・売掛先で料率が動く
  • ▸「◯%〜」の下限は、条件がいちばん良い1区分の数字であることが多い
  • ▸ペイトナー・ラボルは一律10%。少額ほど一律型の分かりやすさが効く
ファクタリング手数料の公表状況(掲載11社)
公的な手数料統計記載なし(金融庁の注意喚起ページ・オンライン型ファクタリング協会の自主ガイドラインに料率の統計はない)
公表されている最も低い下限0.5%(アクセルファクター3社間・2,000万円以上/トップ・マネジメント3社間ほか)
公表されている平均値ビートレーディング:2者間9.4%・3者間6.4%(2025年9月時点)/2者間10.3%・3者間6.8%(2024年度実績)
料率表を公開している会社アクセルファクター(利用額別)/レゾナス(25マス)/GMO BtoB早払い(支払サイト別・優待LP)/ビートレーディング(売掛金額別・2者間)
一律料率の会社ペイトナー(10%+振込手数料330円)/ラボル(10%)
掛け目の扱いPAYTODAY「掛け目を使用せず」/他社は料率表に掛け目の記載なし
出典:各社公式サイト・金融庁・一般社団法人オンライン型ファクタリング協会。確認日:2026年9月22日(ラボルのみ2026年9月10日)

ファクタリング手数料の相場を示す公的な統計はない

同じ会社でも条件で手数料が動く
同じ会社の料率表の中でも、支払サイト・売掛金の額・調達額で料率はこれだけ動く

最初に押さえておきたいのは、ファクタリング手数料の相場を示す公的な統計は、当サイトが調べた範囲では見つかっていないということです。金融庁の注意喚起ページに出てくる%は、出資法の「年109.5%」と、給与ファクタリングの「年率換算すると数百~千数百%」だけです。

業界団体の一般社団法人オンライン型ファクタリング協会(OFA)の自主ガイドラインも、手数料の上限を数字では決めていません。本則第12条は「当該手数料の内容を適正な水準に設定するよう努めなければならない」と定め、考慮する事情として「利用者の事業の内容」「売掛債権等の支払サイト」「債務者の信用力」を挙げています(細則第10条)。

つまり「相場」は、どこかに正解があるものではありません。各社が公表している数字を、同じ条件で並べて読むのがいちばん確かな方法です。

掲載11社の手数料を同じ表で並べる

会社公表されている手数料補足
アクセルファクター2社間1.0〜12.0%/3社間0.5〜10.5%利用額別の料率表あり
日本中小企業金融サポート機構1.5%〜上限:記載なし
QuQuMo「最大でも1%~」(原文ママ)上限:記載なし
PAYTODAY1〜9.5%掛け目を使用しない
ビートレーディング平均:2者間9.4%/3者間6.4%2025年9月時点。売掛金額別の平均表あり
トップ・マネジメント2社間3.5%〜/3社間0.5%〜/電ふぁく1.8%〜上限:記載なし
ベストファクター2%〜/5%〜(ページで異なる)比較表は2〜20%
ラボル一律10%—
ペイトナー一律10%別途、振込手数料330円
GMO BtoB早払い請求書1〜10%/注文書2〜12%支払サイト別の優待表(初回のみ)あり
レゾナス1.0〜12.5%25マスの料率マトリクスあり
各社が公表している手数料(確認日:2026年9月22日。ラボルのみ9月10日)

表の数字は、下限と上限の両方・平均値・一律という3つの違う種類が混ざっています。下限だけの数字と平均値を並べて「どこが安いか」を決めるのは、比べる物差しが違うので危険です。

ベストファクターは、トップページのFAQがPCでは「2%~」、スマートフォンでは「5%~」と表示され、個人事業主向けページも「5%~」です。見積もりの前に資金計画を立てるなら、5%〜を前提にしておくと、提示された料率とのずれが小さくなります。

要点並んでいるのは「下限」「平均」「一律」の3種類。種類をそろえてから比べる

2社間と3社間で手数料はどれくらい違う?

2社間と3社間で公表されている平均と目安
2社間と3社間では、公表されている平均値も目安の幅も3社間のほうが低い

3社間は売掛先がファクタリング会社に直接払う方式で、回収のリスクが下がるぶん料率が低くなります。これは公表値にもはっきり出ています。

会社2社間3社間
ビートレーディング(平均・2025年9月時点)9.4%6.4%
ビートレーディング(平均・2024年度実績)10.3%6.8%
アクセルファクター(FAQの目安)1〜12%0.5〜10.5%
トップ・マネジメント(下限)3.5%〜0.5%〜
2社間と3社間の公表値
!専門目線ポイント!

ビートレーディングの平均が「10.3%」と「9.4%」の2系統あるのは矛盾ではありません。10.3%は2024年度の全体実績、9.4%は法人のみ・2025年9月時点で、集計の対象と時点が違います。

法人が自社の見積もりと比べるなら、法人のみで集計された9.4%・6.4%のほうが物差しとして近いです。

2社間と3社間の仕組みそのものは 2社間・3社間ファクタリングの違い で解説しています。

金額が大きいほど手数料は下がる

利用額(または売掛金の額)ごとの料率を公表しているのは2社です。どちらも金額が大きいほど料率が下がる形になっています。

利用額三社間契約二社間契約
2,000万円以上0.5〜6.0%1.0〜8.0%
1,000万円以上1.0〜7.0%3.0〜9.5%
500万円以上2.0〜9.0%3.5〜10.0%
100万円以上3.0〜10.0%4.0〜11.0%
100万円未満4.0〜10.5%4.5〜12.0%
アクセルファクターの利用額別料率表(※審査状況によって手数料の上下限が変動することがございます)
売掛金の額2者間の平均手数料
300万円〜500万円9.7%
500万円〜1,000万円9.0%
1,000万円〜3,000万円7.8%
3,000万円〜7.3%
ビートレーディングの売掛金額別平均手数料(2者間・2025年9月時点)
要点金額が上がるほど料率は下がる。100万円未満の2社間は4.5%からが公表上の下限

支払サイトが短いほど手数料は下がる

支払サイト(入金までの日数)ごとの料率を表で出しているのは、GMO BtoB早払いの提携先向け優待ページです。30日以下と180日以下では、請求書買取で1.2%と5.0%と、4倍以上の差があります。

支払サイト請求書買取注文書買取
30日以下1.2%1.8%
60日以下2.0%2.8%
90日以下2.8%3.8%
120日以下3.6%4.8%
150日以下4.3%5.6%
180日以下5.0%6.4%
GMO BtoB早払いの優待プラン手数料率(上記提供レートは初回ご利用時のみ。通常提供レートは請求書1〜10%・発注書2〜12%)

この表は初回だけの優待レートで、通常は請求書1〜10%・注文書2〜12%と案内されています。料率の水準より、「支払サイトが短いほど安い」という傾きを読む表として使うのが正しい読み方です。

売掛先の信用力で手数料は変わる

レゾナスは、料率を決める仕組みそのものをシミュレーターで公開しています。売掛先が上場企業・官公庁かどうかと支払サイトでスコアを出し、4つのランク×調達額5区分の25マスから料率が決まります。

ランク調達額50万円〜調達額2,000万円〜
秀4.0%1.0%
優7.0%3.5%
良10.0%5.5%
可12.5%8.0%
レゾナスの料率マトリクスの両端(全25マスのうち最小区分と最大区分。/simulation/ のスクリプトから)
!専門目線ポイント!

レゾナスの「1.0%」が出るのは、25マスのうち「秀」ランク×調達額2,000万円以上の1マスだけです。

ランクは売掛先(上場企業・官公庁か)と支払サイト(30日以内か)で決まるので、料率を下げたいなら「どの売掛先の、どの請求書を出すか」を選ぶのがいちばん効くという読み方になります。

要点料率を決めるのは「売掛先」「支払サイト」「金額」。この3つをそろえて見積もりを比べる

「◯%〜」の下限はどの条件で出るのか

広告やトップページに出る「◯%〜」は、料率表のなかで条件がいちばん良い区分の数字です。条件を並べると次のようになります。

会社下限その数字が出る条件
アクセルファクター0.5%三社間契約・利用額2,000万円以上
レゾナス1.0%「秀」ランク・調達額2,000万円以上
GMO BtoB早払い1.2%優待プラン・初回・請求書・支払サイト30日以下
ベストファクター2%公開事例では3社間・債権額900万円の1件
下限の数字が出る条件(各社の料率表・公開事例から)

自分の請求書がこの条件に当てはまらないなら、下限の数字は比較の出発点にならないと考えてください。見積もりを取るときは、金額・支払サイト・売掛先を同じにして複数社に出すのが確実です。

公開されている利用事例の実際の手数料

料率表のほかに、実際の取引の手数料を金額つきで公開している会社もあります。ベストファクターはトップページに6件の事例を載せています。

業種債権額方式手数料
システム開発会社(法人)900万円3社間2%
歯科医院(個人)400万円3社間4%
運送業(法人)2,500万円3社間・2社間の併用5%
製造業(法人)500万円2社間6%
塗装業(法人)60万円3社間7%
WEB制作(個人)100万円2社間10%
ベストファクターの利用事例(トップページ・2026年9月22日確認)
!専門目線ポイント!

6件を方式で分けると、2社間の事例は6%と10%、3社間は2〜7%です。

事例は6件だけなので幅を決めつけることはできませんが、同じ会社でも2社間は3社間より高い料率で提示されうると見ておくと、見積もりを受け取ったときに比べやすくなります。

手数料ごとの詳しい記事は アクセルファクターの手数料/ビートレーディングの手数料/ペイトナーの手数料/ラボルの手数料 にまとめています。

一律10%の会社は少額でどう効くか

ペイトナーとラボルは、金額や条件にかかわらず一律10%です。ペイトナーはこれに振込手数料330円が加わります。

申請額差し引かれる額入金額実質の負担率
1万円1,330円8,670円13.3%
10万円10,330円89,670円10.3%
50万円50,330円449,670円10.1%
ペイトナーの計算式(申請金額−(手数料10%+振込手数料330円))で当サイトが計算

一律型の強みは、申し込む前に入金額が1円単位で分かることです。一方、100万円を超える金額や3社間が使える取引では、料率表型の会社のほうが低い料率になる余地があります。少額の比較は 少額・手数料が安いファクタリング で詳しく扱っています。

ファクタリング手数料の計算方法

基本の計算は次の2行です。

手数料の計算式
  • ✓手数料 = 売掛金の額面 × 手数料率
  • ✓入金額 = 売掛金の額面 − 手数料 −(振込手数料などの実費)

例えば額面300万円・手数料率9.4%なら、手数料は282,000円、入金額は2,718,000円です。

会社によっては、額面の全額ではなく一定の割合(掛け目)を買取の基準にすることがあります。PAYTODAYは「弊社は掛け目を使用せず、請求金額100%から手数料を引いた金額が入金されます」と明記しています。ビートレーディングの調達可能額診断は、売掛金に対して2者間で91.2%・3者間で98%を上限の目安として表示します(当サイトが2026年9月22日に実際に入力して確認)。

見積もりを比べるときは、料率だけでなく「最終的にいくら振り込まれるか」の金額で比べると、掛け目や実費の違いも含めて比較できます。仕訳の方法は ファクタリングの仕訳と会計処理 をご覧ください。

手数料を抑えるためにできること

料率を動かす要素は、各社の説明を並べるとほぼ共通しています。ビートレーディングは法人向けページで次のように書いています。

“信用力の高い売掛先の売掛金を売却することや必要書類に加えて補足書類を提出することで手数料を抑えられる可能性があります。
— ビートレーディング /corporation/
手数料を抑えるチェックリスト
  • ✓支払サイトが短い請求書を選ぶ
  • ✓信用力の高い売掛先(上場企業・官公庁など)の請求書を選ぶ
  • ✓売掛先の承諾が取れるなら3社間を検討する
  • ✓補足書類(発注書・契約書・入金履歴)をそろえて出す
  • ✓複数社に同じ条件で見積もりを出し、入金額で比べる

主要ファクタリング比較

会社手数料最短入金対象必要書類
アクセルファクター2社間1.0%〜/3社間0.5%〜最短2時間法人・個人事業主3点公式
日本中小企業金融サポート機構1.5%〜最短3時間法人・個人事業主2点公式
QuQuMo(ククモ)1%〜(上限非公表)最速2時間法人・個人事業主2点公式
PAYTODAY1〜9.5%最短30分法人・個人事業主4点公式
labol(ラボル)一律10%最短30分フリーランス・個人事業主3点公式
ペイトナーファクタリング一律10%+振込手数料330円最短即日個人事業主・法人3点公式
各社公式サイトの公表値(2026年9月9日時点)。手数料の「〇%〜」は下限値で、実際の料率は審査結果によって決まります。

PR/表内の「公式」は提携リンクです。クリックしても利用条件は変わりません。掲載順と評価の決め方は掲載基準・評価方法で公開しています。

高すぎる手数料には注意

金融庁は「高額な手数料のファクタリングに要注意!」として、次のように呼びかけています。

“ファクタリングにおいて、高額な手数料を支払うと、かえって資金繰りが悪化し、多重債務に陥る危険性がありますので、十分注意してください。
— 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」

また金融庁は、債権の買取代金が債権額に比べて著しく低額なケースを、ファクタリングを装ったヤミ金融(偽装ファクタリング)の疑いがある例として挙げています。見分け方は ファクタリングは違法?デメリットと見分け方 で詳しく解説しています。

要点比べるのは料率より入金額。料率表の外に出る見積もりは理由を確認する

ファクタリング手数料の相場のよくある質問

ファクタリング手数料の相場は何%ですか?

公的な統計はありません。公表値では、ビートレーディングの平均が2者間9.4%・3者間6.4%(2025年9月時点)で、実際の取引の目安として参考になります。料率表を公開している会社では、条件によって0.5〜12.5%の幅があります。

2社間ファクタリングの手数料はいくらくらいですか?

アクセルファクターのFAQの目安は1〜12%、ビートレーディングの平均は9.4%(法人・2025年9月時点)です。100万円未満の2社間は、アクセルファクターの料率表で4.5〜12.0%です。

ファクタリングの手数料はどうやって計算しますか?

手数料=売掛金の額面×手数料率です。入金額は、額面から手数料と振込手数料などの実費を引いた額になります。会社によっては額面に掛け目をかけた金額が基準になるため、最終的な入金額で比べてください。

掛け目とは何ですか?

額面のうち買取の基準にする割合のことです。PAYTODAYは掛け目を使わず請求金額100%から手数料を引くと明記しています。ビートレーディングの診断では2者間91.2%・3者間98%が上限の目安として表示されます。

手数料1%〜の会社なら誰でも1%で使えますか?

いいえ。下限の料率は、3社間・高額・支払サイトが短い・売掛先の信用力が高いといった条件がそろった区分の数字です。自分の条件で見積もりを取って確かめてください。

手数料が一律の会社はどこですか?

掲載11社では、ペイトナー(10%+振込手数料330円)とラボル(10%)の2社です。

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このページの数値と引用は、すべて掲載各社・金融庁などの公式サイトの記載を直接確認したものです。他媒体の数字の転載や、当サイトの推測は使っていません。公式に記載がない項目は「記載なし」と書いています。(確認日:2026年9月22日/公式サイトの記載は予告なく変更されることがあります)